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 これからの高度な「フライト」は、単に飛行力学、流体力学、構造力学、制御、加工を中心とする航空宇宙工学だけでなく、マテリアル、電気電子情報、機械、エネルギー、さらには宇宙地球環境、情報学、未来に向けた新しいシステムの創出など、広い分野の横断的な知識、経験、研究開発手法を統合することによって初めてなしうるものです。

 本学は、我が国の航空宇宙産業の約50%が集積する中部地区の中核大学であり、当該分野の高度人材育成、最先端研究、産学官連携のプラットホームとして大きな期待が寄せられています。

 本学工学研究科では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)-名古屋大学間の連携協力協定(平成20年7月締結)のもと、航空宇宙工学専攻内に「航空宇宙機設計工学講座(連携)」を開設し、大学院学生の研究指導、論文審査及び共同研究を推進してきました。また、平成25~27年度文部科学省概算要求により航空宇宙教育プログラム「産学官のリソースの活用により基礎から実践を通貫する航空宇宙教育の展開」、平成27、28年度文部科学省高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム委託事業「航空機開発グローバルプロジェクトリーダー(GPL)養成講座」、さらに平成28~30年度文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費 航空人材育成プログラム「実機飛行を通した航空実践教育の展開(代表:名古屋大学)」などのフライト総合工学に関連する教育プログラムを実践してきました。また、平成24年度からはボーイング社から風洞共有化や実機飛行実習について、教育研究支援を受けています。

 本センターでは、今後、産業規模の成長に伴いますます拡大していくフライト総合工学教育への期待に応えて教育プログラムを拡充推進するとともに、航空機電動化プロジェクト、デトネーションエンジン飛行実証プロジェクトをはじめとする最先端フライト総合工学研究開発プロジェクトに、工学及び関連分野のポテンシャルを結集して高い成果を挙げる体制を構築する目的で設置されました。

 次世代を担う小中高生および保護者の皆さんにも「フライト」の魅力をアピールしつつ、「フライト」を学び研究に取り組んだ卒業・修了生が、その後のキャリアパスで産業界、研究機関、行政、ビジネスその他関連分野で活躍してくれることを願い、当センターの活動をご支援いただきますよう、よろしくお願いします。


2018年4月1日 センター長 佐宗章弘